まず私についてですが、私は身体障害者として車椅子を利用し日常生活を送っている支援員です。
障害者としての自身の経験や、同じように障がいのある方との繋がりから、ときに個人的な意見も含みながらお伝えできればと思います。
以前、ブログで「3つ」の障害福祉サービスについてお伝えを致しました。
今回は就労移行支援を利用するメリット・デメリットについて簡単にお話をできればと思います。
まずはデメリットについて
「就労継続支援A型」「就労継続支援B型」と比べ、就労移行支援は基本的に賃金(工賃)はもらえないという点があります。
就労移行支援は職業訓練制度(就職するための学校みたいなイメージ)ですので、今すぐに収入が必要な方はおすすめ出来ません。
また厚生労働省の条文にも「単独で就労することが困難」とあるように、制度上、原則バイトも禁止です。。。
収入が無いということで、例えば支援学校卒業後に利用される方は引き続きご家族のご支援を、離職された方は失業保険をもらいながら、といった環境で就労の準備を整える方も多くおられます。
ではメリットについて
就労移行支援という職業訓練制度を受けスキルアップすることで就職への幅が広がります。
また厚生労働省の条文にも『企業等への就労を希望するもの』とあるとおり、主に企業就労を目指す方が利用されるという点も特徴のひとつです。
参考:「就労移行支援事業所」
企業就労することのメリットとは?
様々な事業所がありますので一概には言えませんが、企業に就職することで、自身の頑張りによって「契約社員から正社員」「スキルアップによる賃金のベースアップ」「賞与(ボーナス)」など、将来的により多くの賃金を得ることが期待できます。
(私は過去、契約社員として勤務していた会社でも賞与を頂いていましたが「一部の方」とのことでした。)
また経験や実績を積むことで新しい仕事やキャリアアップのチャンスも…!
最後に
就労継続支援A型なども様々な事業所が存在します。「日々の生活リズムが安定しない」「定められた会社の就業時間や規則で仕事をすることが難しい」などの理由により一般就労が困難な方は「就労継続支援A型」「就労継続支援B型」といった福祉的就労を検討してみてもよいかもしれません。
障がいのある方で、自分自身にあった働き方やお仕事でお悩みの方、私たちで力になれることがあるかもしれません。
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就労移行支援事業所
INCOP 京都九条
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